2010年 12月 07日
アンテナはどこへ行った?(前編) |
さて、ここんとこ他人の展覧会の情報か、自分のちょっと前の展覧会の報告とかしか書いてませんな。
久々に、個人的なトピックを。
土曜日、前回ブログで告知した中村協子さんの個展のレセプションに行って来ました。
(あ、展覧会、お薦めですよ!特に「軽い 人たち」でフラストレーション感じてた中村ファンのかたはマスト。「ストレートのキレがよかったので、それ中心に組み立てました」というピッチングで、結果、完全試合といった感じです。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そこで、ワインなどいただきながら、意外な(?)方々や初対面の方々と楽しく談笑してたのですが、ちょこっとだけ、僕が大人になれないひっかかることがありまして、しかし、それに対しても特に、「おのれ!自分のお世話になってる方に対してのその態度!許せん!」といってエビゾー殴った人よろしくその場で飛びかかる・・・てな威勢は持ち合わせておらず、苦笑いしながらヘラヘラと「そうですよね~」なんてその場をやりすごす、ダメな私。
その後、皆さんそそくさと解散され、僕は僕で空きっ腹に赤い葡萄酒。
そしてさっきの小さい事が少~しづつ波紋を広げ、気がつけば盗んでない自分の自転車にまたがり走り出し、黄砂まじりの風を受けた時、男はヤサ・グレオへと変身するのであった!
おひたしぶりね。グレオです~。
・・・って、なんのこっちゃ?
まあ、要するに2次会のアテが外れたもんで、とりあえずふらふらと京都市内をチャリで徘徊。
こういうときは、久々に上海でビール、水餃子、焼きそば、紹興酒、そして愚痴、と決まっている。
辿り着いた久々のお店の戸を開けると、マスター「ごめ~ん、今満席やねん~」
二度目のアテが外れる。ヤサグレのプランがへなへなと崩れる。
強固なプランとコンセプトを作りすぎると、それができなかった時の喪失感は半端ない!
予備のプランを組んでなかった私は、結局何がしたいのか?そして何が食べたいなう!なのか?
それすら見失っていた。
そしてついに男は次の覚醒、そうヤサグレオMAXへと・・・って、もういいですか?
はじめまして。ヤサ・グレゴリオMAXです。
とにかく、一旦場末のアトリエへ行き、ひととおりPCの前でつぶやきつつ、
「いかんいかん!飯を食いたいのだ俺は!」
と我に返って、夜の一乗寺に繰り出す。
この街は幸い、ヤサグレ男が1人で入れる感じの飲食店が多い。
ラーメン?つけ麺?僕・・・。
土曜なので有名店は行列やわ。並ぶのは嫌やわ。
うどん?鉄板焼き?んんん~。
ここで、もう「見栄」は捨てよ!と、結局コンビニへ入る事にした。
家でテレビ見ながらコンビニ飯。
って、普通かよ!
いや、普通でいいやん。絵にならない独身男性なんて、みんなこんなもんじゃん?
Eじゃん!EEジャンプ!!・・と、コンビニに入ったのですが。
薄い!品が!
丁度次の納品の前という感じの伽藍堂な総菜コーナー。
いや、何もないわけじゃないが、どれを食べたいんか?
もはや私はそれすらも見失っていた・・・。
結果、コンビニ内をウロウロしただけで、外に出てしまった。
なんだこれ?わしゃ廃人か?!
と、ついには自分で自分の行動すらも理解出来なくなっていた。
しかしである。
飯は食わねばならぬ。何としても。
その思いだけは、モヤモヤした心の中に「芯」の様に残っていた。
そして、コンビニはここだけではない!
気がつけば足は駅前の100円コンビニの方へと向かっていた。
その途中、そういえば昼間によく通るけど入った事の無い中華屋の明かりが点いてるのが見えた。
は、まだやってるのかしら?
11時ちょっと過ぎ。
とりあえず、いい機会だ。
暖簾をググッた・・・じゃなくてくぐった。
店はまだやっていて、壮年と中年の間くらいの、おじさんのようなお兄さんのような、役者でいうと田口浩正さんに演じ欲しいような感じの店員さんが厨房に。
で、テレビの前では腰もなかなかに曲がった、往年の鶴ちゃんが真似する浦辺粂子・・は行き過ぎかな?という感じのおばあちゃん。が注文を取りにくる。
お客さんはカウンターにスウェット姿の男性が一人。
メニューは書きなぐられて壁に貼られてるが、かなりの種類がある。
いいね!いいよ!
これが、場末。昭和の香り。我が原風景よ!
まさに「日本の街の中華料理屋」丸出し。
ここで、当初のコンセプトを思い出し、餃子、焼きそば、ビールを注文。
その際のおばあちゃんと厨房のお兄さんのやり取りの感じから、二人の関係性やら気性やらを推察する。
何時までやってるかもわからないので、長居はあかんやろな、と思いつつ3品をいただく。
焼きそばは平麺でボリュームもあってよかった。
帰りにお店の閉店時間を聞いて、店を出る。
また、昼に行こう、何て思う。
とにかく「飯を食う」という、的の真ん中は十分貫通したので、少し落ち着いた心持ちでアトリエに戻る。
後は、ついでに買って来た落花生などをつまみながら、「マヨブラ流」とか見ながら更けて行くのだろうな、この夜は。
もう、こんな夜は、自身の行動も「あるある」である。「木内あるある」でR。
というわけで、テレビを点ける。
画面には砂嵐・・・。あれ?
8チャンも。4チャンも。12チャンも!
「あるある」じゃな~い!共感できな~い!
アンテナ線の接続、何度も確認するも、うつらな~~い!
うそ~~ん!僕、テレビッ子よ~!
こんなにアテが外れることが、何度もあるのなんてあり?
ほんでさらにアンテナまで外れたのん?
砂嵐を見つめながら、なんだか狐につままれたよな、狸にばかされたよな、夜に笑われたよな、そんな気分だった。
(つづく)
今日の鼻歌:
♪今夜はとても~ 眠れないんだ 一人ベッドににしずみ~ あの娘の体 思い出して OH YEA 一人であれを~
久々に、個人的なトピックを。
土曜日、前回ブログで告知した中村協子さんの個展のレセプションに行って来ました。
(あ、展覧会、お薦めですよ!特に「軽い 人たち」でフラストレーション感じてた中村ファンのかたはマスト。「ストレートのキレがよかったので、それ中心に組み立てました」というピッチングで、結果、完全試合といった感じです。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そこで、ワインなどいただきながら、意外な(?)方々や初対面の方々と楽しく談笑してたのですが、ちょこっとだけ、僕が大人になれないひっかかることがありまして、しかし、それに対しても特に、「おのれ!自分のお世話になってる方に対してのその態度!許せん!」といってエビゾー殴った人よろしくその場で飛びかかる・・・てな威勢は持ち合わせておらず、苦笑いしながらヘラヘラと「そうですよね~」なんてその場をやりすごす、ダメな私。
その後、皆さんそそくさと解散され、僕は僕で空きっ腹に赤い葡萄酒。
そしてさっきの小さい事が少~しづつ波紋を広げ、気がつけば盗んでない自分の自転車にまたがり走り出し、黄砂まじりの風を受けた時、男はヤサ・グレオへと変身するのであった!
おひたしぶりね。グレオです~。
・・・って、なんのこっちゃ?
まあ、要するに2次会のアテが外れたもんで、とりあえずふらふらと京都市内をチャリで徘徊。
こういうときは、久々に上海でビール、水餃子、焼きそば、紹興酒、そして愚痴、と決まっている。
辿り着いた久々のお店の戸を開けると、マスター「ごめ~ん、今満席やねん~」
二度目のアテが外れる。ヤサグレのプランがへなへなと崩れる。
強固なプランとコンセプトを作りすぎると、それができなかった時の喪失感は半端ない!
予備のプランを組んでなかった私は、結局何がしたいのか?そして何が食べたいなう!なのか?
それすら見失っていた。
そしてついに男は次の覚醒、そうヤサグレオMAXへと・・・って、もういいですか?
はじめまして。ヤサ・グレゴリオMAXです。
とにかく、一旦場末のアトリエへ行き、ひととおりPCの前でつぶやきつつ、
「いかんいかん!飯を食いたいのだ俺は!」
と我に返って、夜の一乗寺に繰り出す。
この街は幸い、ヤサグレ男が1人で入れる感じの飲食店が多い。
ラーメン?つけ麺?僕・・・。
土曜なので有名店は行列やわ。並ぶのは嫌やわ。
うどん?鉄板焼き?んんん~。
ここで、もう「見栄」は捨てよ!と、結局コンビニへ入る事にした。
家でテレビ見ながらコンビニ飯。
って、普通かよ!
いや、普通でいいやん。絵にならない独身男性なんて、みんなこんなもんじゃん?
Eじゃん!EEジャンプ!!・・と、コンビニに入ったのですが。
薄い!品が!
丁度次の納品の前という感じの伽藍堂な総菜コーナー。
いや、何もないわけじゃないが、どれを食べたいんか?
もはや私はそれすらも見失っていた・・・。
結果、コンビニ内をウロウロしただけで、外に出てしまった。
なんだこれ?わしゃ廃人か?!
と、ついには自分で自分の行動すらも理解出来なくなっていた。
しかしである。
飯は食わねばならぬ。何としても。
その思いだけは、モヤモヤした心の中に「芯」の様に残っていた。
そして、コンビニはここだけではない!
気がつけば足は駅前の100円コンビニの方へと向かっていた。
その途中、そういえば昼間によく通るけど入った事の無い中華屋の明かりが点いてるのが見えた。
は、まだやってるのかしら?
11時ちょっと過ぎ。
とりあえず、いい機会だ。
暖簾をググッた・・・じゃなくてくぐった。
店はまだやっていて、壮年と中年の間くらいの、おじさんのようなお兄さんのような、役者でいうと田口浩正さんに演じ欲しいような感じの店員さんが厨房に。
で、テレビの前では腰もなかなかに曲がった、往年の鶴ちゃんが真似する浦辺粂子・・は行き過ぎかな?という感じのおばあちゃん。が注文を取りにくる。
お客さんはカウンターにスウェット姿の男性が一人。
メニューは書きなぐられて壁に貼られてるが、かなりの種類がある。
いいね!いいよ!
これが、場末。昭和の香り。我が原風景よ!
まさに「日本の街の中華料理屋」丸出し。
ここで、当初のコンセプトを思い出し、餃子、焼きそば、ビールを注文。
その際のおばあちゃんと厨房のお兄さんのやり取りの感じから、二人の関係性やら気性やらを推察する。
何時までやってるかもわからないので、長居はあかんやろな、と思いつつ3品をいただく。
焼きそばは平麺でボリュームもあってよかった。
帰りにお店の閉店時間を聞いて、店を出る。
また、昼に行こう、何て思う。
とにかく「飯を食う」という、的の真ん中は十分貫通したので、少し落ち着いた心持ちでアトリエに戻る。
後は、ついでに買って来た落花生などをつまみながら、「マヨブラ流」とか見ながら更けて行くのだろうな、この夜は。
もう、こんな夜は、自身の行動も「あるある」である。「木内あるある」でR。
というわけで、テレビを点ける。
画面には砂嵐・・・。あれ?
8チャンも。4チャンも。12チャンも!
「あるある」じゃな~い!共感できな~い!
アンテナ線の接続、何度も確認するも、うつらな~~い!
うそ~~ん!僕、テレビッ子よ~!
こんなにアテが外れることが、何度もあるのなんてあり?
ほんでさらにアンテナまで外れたのん?
砂嵐を見つめながら、なんだか狐につままれたよな、狸にばかされたよな、夜に笑われたよな、そんな気分だった。
(つづく)
今日の鼻歌:
♪今夜はとても~ 眠れないんだ 一人ベッドににしずみ~ あの娘の体 思い出して OH YEA 一人であれを~
by kiuchism
| 2010-12-07 22:02
| 日常・雑記