2008年 10月 24日
私とした事が! |
Lマガジン休刊決定みたいですね。
関西の美術作家にとってはおそらく最も美術情報載ってる雑誌ということで、嘆きの声多数。
かくいう私は立ち読みこそすれ、自分が関係ないときはほとんど購入せず。
載ったら載ったで記事に腹立てて、ブログに文句書く始末。
ですが、休刊となるとそれはそれで仕方ないとはいえ、せっかくなんで11月号「左京区特集」購入。
左京区一乗寺にアトリエ構える筆者ですが、残念ながらこの号には全く登場せず。
ですが、よく見ると記事の写真の中に密かに木内関係のものが見切れて写ってます。
ヒマな人は探してみて下さい。ヒントは僕のブログでも登場してるお店。
しかし、世界の北野に「左京区について」とか聞いてる感じが笑けますな。
で、パラパラとLマガ見てたら、サイギャラリーで「高柳恵理展」がやってるという情報発見!
私とした事が!見過ごしていた!
そうだ、僕は彼女のファンだった。
というわけで先週に引き続き、大阪へ行くことに。
まずは、いつもどおりJRで大阪行って、その足で西天満へ。wksに用事があったのですが、その前にギャラリー白へ。
「絵画のたのしみ−善住芳枝・館勝生・渡辺信明」を見る。
実は先週も同じ展覧会がやってて、前を通りかかったのですが、その日はなんとなく、おなじみ中堅~ベテランの作品を見る気が起こらなくて、素通りしてしまってました。
で、今度は見たのですが、正直ちょっとビックリしました。
攻めてる!あのベテラン作家が!
渡辺信明さんは面識ないのですが、人に聞いた話では「文人みたいな人だ」ということで、さらに何度か見た事のある白を基調とした上手い油絵に、なにか中堅~ベテランの優雅な遊びを見るような印象を持っていたのですが、今回完全に覆されましたわ!
それにつられる様に、善住芳枝、館勝生両氏の作品も何か単独で見るよりアグレッシヴな印象に見えました。
や、本来はそういう作家さんだと思います。僕の印象が完全な誤解だったということでしょう。
なんかちょっと汗かいてしまいました。
そのあと、wks.へ。
こちらでは、「三寒四温」という中村浩一郎、山田七菜子の両氏による2人展がやってました。
前回見た時の印象では2人展というよりはコラボレーションに近い印象でした。
過去の印象では静かな冬のような、ささやかな作品によるインスタレーション、という印象だったのですが、今回はこちらもアグレッシヴ!
常春の印象で、思わず僕の顔もほころんでました。
類似展でいうと昨年wksでの「美術のボケ・ピンバージョン」の小川しゅん一君の展示と似たタイプ。
この手の作品には好き嫌いある人も多いかと思いますが、過去の同展に比べると、明らかに「やりたい事、やってます!」感が出ていて、楽しい感じ。
や、こちらもいい意味で期待を裏切られました。
・・・と予想外にいい展覧会見れて、なかなか本題に入れず。
とりあえず雨止んでたんで、またしてもチャーリーさんにチャリと情報を借りて、次はアートコートギャラリーへ。
水田寛展「かくれんぼ」とコレククターの田中恒子さんによるコレクションの展示がやってました。
今さらですが、やはり京芸(京都市立芸大)出身の画家は絵がうまい。当たり前か。
画力があり、構成も色彩も卓越してて、モチーフも気が利いてる。しかもイヤミもあまりない。大作も小作もこなしてはる。
周囲に気を取られすぎず、かといって世の中の情報を遮断しすぎず、という印象。
こりゃ、売れるわ、という感じでした。
また、コレクションの中には超有名作家から友人知人、後輩の作品までがずらり。
業界の「流行り」だけでなく、やはり個人の審美眼もしっかり出ていた。
で、アートコートを出た後、
「う~ん、僕が大学の時、同期や後輩であんな感じの絵を描く人、描ける人は居なかったな~、今の母校は優秀やけど。やはり脈々と受け継がれる美術教育みたいな大きな流れには逆立ちしても勝てへんのやろか?や、個人には関係ないやん。でも目に見えないとこで関係してるんかな~。しかしコレクションされへんな~。自分は流行ってないだけでなくやはり、魅力ある作品、作れてないってことなんやろな~、あそこに並ばんとやはり『よってない』んかな~・・・・。」
・・・てな事をグルグル考えながら自転車乗ってたら、軽く道に迷ってしまった!
私とした事が!
(というわけで、相変わらず長くなってしまったので、続きはまた明日)
今日の鼻歌:
♪棒!棒!棒! 安眠棒で殺された! 棒!棒!棒! 安眠棒で殺された!
安~眠~棒~でぇ~ 殺された~ 安~眠~棒~でぇ~ 殺された~
関西の美術作家にとってはおそらく最も美術情報載ってる雑誌ということで、嘆きの声多数。
かくいう私は立ち読みこそすれ、自分が関係ないときはほとんど購入せず。
載ったら載ったで記事に腹立てて、ブログに文句書く始末。
ですが、休刊となるとそれはそれで仕方ないとはいえ、せっかくなんで11月号「左京区特集」購入。
左京区一乗寺にアトリエ構える筆者ですが、残念ながらこの号には全く登場せず。
ですが、よく見ると記事の写真の中に密かに木内関係のものが見切れて写ってます。
ヒマな人は探してみて下さい。ヒントは僕のブログでも登場してるお店。
しかし、世界の北野に「左京区について」とか聞いてる感じが笑けますな。
で、パラパラとLマガ見てたら、サイギャラリーで「高柳恵理展」がやってるという情報発見!
私とした事が!見過ごしていた!
そうだ、僕は彼女のファンだった。
というわけで先週に引き続き、大阪へ行くことに。
まずは、いつもどおりJRで大阪行って、その足で西天満へ。wksに用事があったのですが、その前にギャラリー白へ。
「絵画のたのしみ−善住芳枝・館勝生・渡辺信明」を見る。
実は先週も同じ展覧会がやってて、前を通りかかったのですが、その日はなんとなく、おなじみ中堅~ベテランの作品を見る気が起こらなくて、素通りしてしまってました。
で、今度は見たのですが、正直ちょっとビックリしました。
攻めてる!あのベテラン作家が!
渡辺信明さんは面識ないのですが、人に聞いた話では「文人みたいな人だ」ということで、さらに何度か見た事のある白を基調とした上手い油絵に、なにか中堅~ベテランの優雅な遊びを見るような印象を持っていたのですが、今回完全に覆されましたわ!
それにつられる様に、善住芳枝、館勝生両氏の作品も何か単独で見るよりアグレッシヴな印象に見えました。
や、本来はそういう作家さんだと思います。僕の印象が完全な誤解だったということでしょう。
なんかちょっと汗かいてしまいました。
そのあと、wks.へ。
こちらでは、「三寒四温」という中村浩一郎、山田七菜子の両氏による2人展がやってました。
前回見た時の印象では2人展というよりはコラボレーションに近い印象でした。
過去の印象では静かな冬のような、ささやかな作品によるインスタレーション、という印象だったのですが、今回はこちらもアグレッシヴ!
常春の印象で、思わず僕の顔もほころんでました。
類似展でいうと昨年wksでの「美術のボケ・ピンバージョン」の小川しゅん一君の展示と似たタイプ。
この手の作品には好き嫌いある人も多いかと思いますが、過去の同展に比べると、明らかに「やりたい事、やってます!」感が出ていて、楽しい感じ。
や、こちらもいい意味で期待を裏切られました。
・・・と予想外にいい展覧会見れて、なかなか本題に入れず。
とりあえず雨止んでたんで、またしてもチャーリーさんにチャリと情報を借りて、次はアートコートギャラリーへ。
水田寛展「かくれんぼ」とコレククターの田中恒子さんによるコレクションの展示がやってました。
今さらですが、やはり京芸(京都市立芸大)出身の画家は絵がうまい。当たり前か。
画力があり、構成も色彩も卓越してて、モチーフも気が利いてる。しかもイヤミもあまりない。大作も小作もこなしてはる。
周囲に気を取られすぎず、かといって世の中の情報を遮断しすぎず、という印象。
こりゃ、売れるわ、という感じでした。
また、コレクションの中には超有名作家から友人知人、後輩の作品までがずらり。
業界の「流行り」だけでなく、やはり個人の審美眼もしっかり出ていた。
で、アートコートを出た後、
「う~ん、僕が大学の時、同期や後輩であんな感じの絵を描く人、描ける人は居なかったな~、今の母校は優秀やけど。やはり脈々と受け継がれる美術教育みたいな大きな流れには逆立ちしても勝てへんのやろか?や、個人には関係ないやん。でも目に見えないとこで関係してるんかな~。しかしコレクションされへんな~。自分は流行ってないだけでなくやはり、魅力ある作品、作れてないってことなんやろな~、あそこに並ばんとやはり『よってない』んかな~・・・・。」
・・・てな事をグルグル考えながら自転車乗ってたら、軽く道に迷ってしまった!
私とした事が!
(というわけで、相変わらず長くなってしまったので、続きはまた明日)
今日の鼻歌:
♪棒!棒!棒! 安眠棒で殺された! 棒!棒!棒! 安眠棒で殺された!
安~眠~棒~でぇ~ 殺された~ 安~眠~棒~でぇ~ 殺された~
by kiuchism
| 2008-10-24 23:32
| 日常・雑記