2008年 12月 15日
音響のツンデレ |
さて昨日はそんな「貴重な休日」だったのですが、相変わらずの男。
午前は布団からなかなか出れず、昼食後も部屋でゴロゴロ。
うんこ色のクッションに寄りかかり天井見つめ、ウトウトしたり、i-tuneから流れる音楽に合わせて鼻歌歌ったり。
あ~カラオケ行きて~な。
って、そんな自分が嫌いだ!嫌いだ!嫌いだーっ!(2日連続)
あかん、とにかく外に出な!
という感じで、行くか悩んでた夕方からのイベントに行く事に。
元立誠小学校の図書室で行われるイベント、「KYOTO音響の変」に行ってきました。
理由は、先日の肥後橋会にも来てくれてた小川しゅん一君が出演するからです。
小川君とはもう7~8年前からの知り合いで、昨年は「美術のボケ」と「同・ピンバージョン」でも一緒に展覧会をやった関係です。
で、彼は美術作品の展示以外にも、バンドやパフォーマンス等も数多くやってるのですが、実は僕は展覧会と映像作品は見た事あるのですが、そいえばパフォーマンスやライヴアクトは全く見た事ありませんでした。
というわけで、彼のパフォーマンス、初めて見てきました。
小川君は3組のアクトの内の2番目。
会場には簡単な照明と、いろんな音響機材が並んでましたが、彼は音響機材を一切使わず。
いつもの普段着で登場し、軽く説明した後、持ってきたオーブントースターのタイマーをセットして、客席後方に消える。
ただ、タイマーの「じ~~」という音だけが暗がりで聞こえる状態。
「あ、もしかしてこれで終わりかも」
と、現代音楽的な「ツン」と客を突き放した態度な作品を予感しつつ、耳を澄ます。
9割ほど埋まった客席のお客さんも、小川君の事を知ってる人も多いのか、誰も慌てず騒がず。
で、お約束の「ち~ん!」という音。
結果から言うと、それで終わりではなく、そっからが始まり。
彼の仕込んだ道具とともに、色んな音が紡がれる。
音だけではなく、ビジュアルも彼の展覧会に通ずる感じで、この時は客席の端の席を選択した自分を後悔しました。
後半は別のアクターも登場し、ちょっとドキドキ♡する演出もあって、面白かった。
「ツン」だけでなく、ちゃんと「デレ」もありました。
約30分、淡々としたパフォーマンスでしたが、非常によかったです。
それっぽすぎず、クールすぎず、といった感じでしょうか。
イベント自体は、音響をしっかり使ったもので、1つ目のアクトはサウンドと身体表現。
出演者の管楽器奏者が外国人で大学の先生風な年配男性と日本人の若い男性、ダンサーは美しい西洋人女性。
しかし、カメラ向けられるとちょっとハニカんだりするとこがカワイかった。
3つ目のアクトはサウンドと小説の朗読、激し目。
僕は知らなかったんですが有名な小説家の方みたいで、読んでたのも自作の文章みたいです。
その文学的、というか文学の言葉の言い回しは心地よく、物語も読んでみたい、とそそられるものでしたが、意図してか?抑揚ある朗読やノイジーなサウンドに遮られる。
しかしこうなるともう音はBGMと化してしまいますね。
そんな感じで、バランスのいい感じのイベントでした。
ですが、基本こういうイベントはそんなに行かないので、比較対象が少なく、客観的判断は難しいです。
また、この感じをちょっとユルくして、編集してレフト藤井とライト東野がMCしたり、とろサーモン村田の実況入れちゃえば、完全に「あらびき団」になっちゃう。
その感じになっても「それはそれでかまわない」というタイプの方はともかく、
「それと一緒にしないでくれ!」と頑に思うタイプの方には、その線引きを確立するのがかなり難しい時代なんじゃないかな~と思います。

芸術とは何ぞや?
とちょっとだけ思って、
それからジーパンの下に「タイツ」をはいて来なかったことをだいぶ後悔して、
木屋町を後にしました。
今日の鼻歌:
♪騙し合い だか~ら~ 音楽 だか~ら~
関わりあわなきゃ 面白くないだろ 関わりあわなきゃ 何も生まれないだろ
♪自分があればいい そのままいればいい
午前は布団からなかなか出れず、昼食後も部屋でゴロゴロ。
うんこ色のクッションに寄りかかり天井見つめ、ウトウトしたり、i-tuneから流れる音楽に合わせて鼻歌歌ったり。
あ~カラオケ行きて~な。
って、そんな自分が嫌いだ!嫌いだ!嫌いだーっ!(2日連続)
あかん、とにかく外に出な!
という感じで、行くか悩んでた夕方からのイベントに行く事に。
元立誠小学校の図書室で行われるイベント、「KYOTO音響の変」に行ってきました。
理由は、先日の肥後橋会にも来てくれてた小川しゅん一君が出演するからです。
小川君とはもう7~8年前からの知り合いで、昨年は「美術のボケ」と「同・ピンバージョン」でも一緒に展覧会をやった関係です。
で、彼は美術作品の展示以外にも、バンドやパフォーマンス等も数多くやってるのですが、実は僕は展覧会と映像作品は見た事あるのですが、そいえばパフォーマンスやライヴアクトは全く見た事ありませんでした。
というわけで、彼のパフォーマンス、初めて見てきました。
小川君は3組のアクトの内の2番目。
会場には簡単な照明と、いろんな音響機材が並んでましたが、彼は音響機材を一切使わず。
いつもの普段着で登場し、軽く説明した後、持ってきたオーブントースターのタイマーをセットして、客席後方に消える。
ただ、タイマーの「じ~~」という音だけが暗がりで聞こえる状態。
「あ、もしかしてこれで終わりかも」
と、現代音楽的な「ツン」と客を突き放した態度な作品を予感しつつ、耳を澄ます。
9割ほど埋まった客席のお客さんも、小川君の事を知ってる人も多いのか、誰も慌てず騒がず。
で、お約束の「ち~ん!」という音。
結果から言うと、それで終わりではなく、そっからが始まり。
彼の仕込んだ道具とともに、色んな音が紡がれる。
音だけではなく、ビジュアルも彼の展覧会に通ずる感じで、この時は客席の端の席を選択した自分を後悔しました。
後半は別のアクターも登場し、ちょっとドキドキ♡する演出もあって、面白かった。
「ツン」だけでなく、ちゃんと「デレ」もありました。
約30分、淡々としたパフォーマンスでしたが、非常によかったです。
それっぽすぎず、クールすぎず、といった感じでしょうか。
イベント自体は、音響をしっかり使ったもので、1つ目のアクトはサウンドと身体表現。
出演者の管楽器奏者が外国人で大学の先生風な年配男性と日本人の若い男性、ダンサーは美しい西洋人女性。
しかし、カメラ向けられるとちょっとハニカんだりするとこがカワイかった。
3つ目のアクトはサウンドと小説の朗読、激し目。
僕は知らなかったんですが有名な小説家の方みたいで、読んでたのも自作の文章みたいです。
その文学的、というか文学の言葉の言い回しは心地よく、物語も読んでみたい、とそそられるものでしたが、意図してか?抑揚ある朗読やノイジーなサウンドに遮られる。
しかしこうなるともう音はBGMと化してしまいますね。
そんな感じで、バランスのいい感じのイベントでした。
ですが、基本こういうイベントはそんなに行かないので、比較対象が少なく、客観的判断は難しいです。
また、この感じをちょっとユルくして、編集してレフト藤井とライト東野がMCしたり、とろサーモン村田の実況入れちゃえば、完全に「あらびき団」になっちゃう。
その感じになっても「それはそれでかまわない」というタイプの方はともかく、
「それと一緒にしないでくれ!」と頑に思うタイプの方には、その線引きを確立するのがかなり難しい時代なんじゃないかな~と思います。

芸術とは何ぞや?
とちょっとだけ思って、
それからジーパンの下に「タイツ」をはいて来なかったことをだいぶ後悔して、
木屋町を後にしました。
今日の鼻歌:
♪騙し合い だか~ら~ 音楽 だか~ら~
関わりあわなきゃ 面白くないだろ 関わりあわなきゃ 何も生まれないだろ
♪自分があればいい そのままいればいい
by kiuchism
| 2008-12-15 23:46
| アートピック