2009年 08月 08日
米粒写経な夏 |
前の日曜日に、ある展覧会に行ってきました。
西松鉱二展覧会 パおパお@エミリオ邸
会期:2009年7月18日(土)~8月16日(日)
開場時間:金・土・日曜日の午前11時~午後8時(※月~木曜日にご観覧ご希望の方は事前にご連絡下さい。)
場所;エミリオ邸(銀閣寺近くの大正時代建築の日本家屋)
先日の「左京会」のときに、Oさんから「西松さんが展覧会してはるよ~」という情報を聞き、後日メールで案内をもらって(Oさん、ありがとう!)アトリエから自転車で行ける距離、ということで、ぶらっと行く事に。
いや、西松さんですよ、あーた!
筆者が学生の時、それこそ泣く子も黙るスター作家。
筆者にしたら、V周辺ではムラギしさんと並ぶ2大スター、の西松さんですよ!
ソニーのオーディション第一回グランプリですよ!
「ぼくのコーダイさんをティンとさせてくれ」ですよ!
反重力ジョニーですよ!
宇都宮の餃子母子像の作者ですよ!
たしか、美術手帳かなんかに「あの西松鉱ニのデビューギャラリーでもある・・」的な事が書いてあった記事を読んで、僕はヴォイスを初個展の場所にしたい!と決めたのですよ!
その西松さんの個展、しかも京都、行かないわけはないじゃない!
・・・というものの、これが意外と、実はそう簡単ではない。
氏の活動は、普通に現代美術系の画廊やら情報誌やらを検索しても、あまりヒットしないのだ。
しかし幸い、筆者は西松さんと面識はないものの、共通の知人は山ほどいるのです。
前回のモリユウギャラリーの個展も、共通の知人の某ミッキーから、
「いま、西松がやってるで~」
という話を聞いて、見に行った次第。
その時も自分なりに会期等を調べたのですが、ネットなどでも全くヒットせず。
「そんなアホな?西松さんやで!」
と、思いつつも、なんとなくダウジング的な動きで探して無事、見る事ができた。
で、今回はOさんのメールに加え、先日の片野まんさんの展覧会でフライヤーをゲット!
満を持して見に行った、という次第。
梅雨が明け、京都らしい蒸し暑い日。
しかしながら快晴。
会場のエミリオ邸は、100年以上前の日本家屋。
石段を登り、石庭(?)から会場入り。

縁側と和室スペースにザックリと作品が展示してあり、お客さんなのか、亭主なのか、年配の方々に混じって、西松さんもおられた。
筆者、何度か接近遭遇等はありましたが、お話するのは初めて。
少し緊張しつつも、とりあえず糸口として、
「ミッキーとか、◯◯とか××さんとか、知リ合いなんすよ~、昨日もK岩さんたちとカラオケ行ったりなんかしてですね・・・」
と、得意の「コバンザメトーーク」を糸口に自己紹介。
なんせ、その活動と雑誌等での言動、および風評から、
「かなりイカツイ、コワい人かも・・・」
と思ってたものですから。
や、実際の西松さんは物腰の柔らかい、おおらかな感じの方でした。
で、ジンジャーエールいただきながら、作品鑑賞と少しお話ししつつ、蝉の声を縁側で聞く。
会場には亭主のエミリオさんやその知人の方らしき人なんかもいて、ゆっくりと縁側で午後を過ごされてるご様子。
う~む、しかし、作家さんだけでなく、亭主もお客さんも、なんか一筋縄では行かなそうな雰囲気。
京都の妖怪・・といってもイタズラ好きで無害な感じの。
筆者もとりあえず、自作カタログを渡す。
「手裏剣、オモロいね」
と言われました。ワーイ!

ニワニハニハニワトリではなくカツシンが!
いや、西松さんの活動は、まさに「アナーキー」といいますか、業界?流行?そんなの関係ねー!という「俺イズム」が、貫かれている。
しかしながら、それがネイチャー。
会話中に「僕は自分が天才だと思ってますから」なんて話されても、イヤミ感は全くなく、いや、頼もしいかぎりです。
ともすれば、周囲や業界の流れなんかをじくじく気にしてはチマチマと生きてる筆者にとっては、永遠の羨望の対象、ですわ。
というわけで、そんな西松さんの最新の活動が見れる同展は16日まで。
ジンジャーエール、ごちそうさまでした。
最終日は、終了とともに大文字の送り火です。かなり間近で見れます。
しかし、西松さんといい、高嶺さんといい、この世代のこの周辺の兄貴たちは、本当にデカイですな。
何と言うか、脳のスケールとか、感受性豊感がハンパない感じ。
そういえば、前にある人から、「タカミネが地球やとしたら、あんたなんか米粒くらいのモンやで!」
と言われた事があって、そんなこと言われて凹まない人がいたら会ってみたいものですが、たぶん同様の事を兄貴たちが言われても、屁でもないのでしょうな。
まあ、本日もアトリエ来るなり、昨日クーラーの電源切るの忘れてた事に気付き、
「ガ~~ン!電気代がぁあ~!」
と凹んだ私はカブトムシ・・じゃなくて、やっぱり米粒です。
米粒は米粒なりに、さらに細かく写経でもするだけですな。
今日の鼻歌:
♪宇宙とおしゃべりしようぜ 宇宙をおさんぽしようぜ スペース富士山のぼろうぜ そろそろ地球はやめようぜ

※残念ながら、アマゾンにはないっス。
♪ラララロックンロケット ラララロックンロケット ラララロックンロケット~~
西松鉱二展覧会 パおパお@エミリオ邸
会期:2009年7月18日(土)~8月16日(日)
開場時間:金・土・日曜日の午前11時~午後8時(※月~木曜日にご観覧ご希望の方は事前にご連絡下さい。)
場所;エミリオ邸(銀閣寺近くの大正時代建築の日本家屋)
先日の「左京会」のときに、Oさんから「西松さんが展覧会してはるよ~」という情報を聞き、後日メールで案内をもらって(Oさん、ありがとう!)アトリエから自転車で行ける距離、ということで、ぶらっと行く事に。
いや、西松さんですよ、あーた!
筆者が学生の時、それこそ泣く子も黙るスター作家。
筆者にしたら、V周辺ではムラギしさんと並ぶ2大スター、の西松さんですよ!
ソニーのオーディション第一回グランプリですよ!
「ぼくのコーダイさんをティンとさせてくれ」ですよ!
反重力ジョニーですよ!
宇都宮の餃子母子像の作者ですよ!
たしか、美術手帳かなんかに「あの西松鉱ニのデビューギャラリーでもある・・」的な事が書いてあった記事を読んで、僕はヴォイスを初個展の場所にしたい!と決めたのですよ!
その西松さんの個展、しかも京都、行かないわけはないじゃない!
・・・というものの、これが意外と、実はそう簡単ではない。
氏の活動は、普通に現代美術系の画廊やら情報誌やらを検索しても、あまりヒットしないのだ。
しかし幸い、筆者は西松さんと面識はないものの、共通の知人は山ほどいるのです。
前回のモリユウギャラリーの個展も、共通の知人の某ミッキーから、
「いま、西松がやってるで~」
という話を聞いて、見に行った次第。
その時も自分なりに会期等を調べたのですが、ネットなどでも全くヒットせず。
「そんなアホな?西松さんやで!」
と、思いつつも、なんとなくダウジング的な動きで探して無事、見る事ができた。
で、今回はOさんのメールに加え、先日の片野まんさんの展覧会でフライヤーをゲット!
満を持して見に行った、という次第。
梅雨が明け、京都らしい蒸し暑い日。
しかしながら快晴。
会場のエミリオ邸は、100年以上前の日本家屋。
石段を登り、石庭(?)から会場入り。

縁側と和室スペースにザックリと作品が展示してあり、お客さんなのか、亭主なのか、年配の方々に混じって、西松さんもおられた。
筆者、何度か接近遭遇等はありましたが、お話するのは初めて。
少し緊張しつつも、とりあえず糸口として、
「ミッキーとか、◯◯とか××さんとか、知リ合いなんすよ~、昨日もK岩さんたちとカラオケ行ったりなんかしてですね・・・」
と、得意の「コバンザメトーーク」を糸口に自己紹介。
なんせ、その活動と雑誌等での言動、および風評から、
「かなりイカツイ、コワい人かも・・・」
と思ってたものですから。
や、実際の西松さんは物腰の柔らかい、おおらかな感じの方でした。
で、ジンジャーエールいただきながら、作品鑑賞と少しお話ししつつ、蝉の声を縁側で聞く。
会場には亭主のエミリオさんやその知人の方らしき人なんかもいて、ゆっくりと縁側で午後を過ごされてるご様子。
う~む、しかし、作家さんだけでなく、亭主もお客さんも、なんか一筋縄では行かなそうな雰囲気。
京都の妖怪・・といってもイタズラ好きで無害な感じの。
筆者もとりあえず、自作カタログを渡す。
「手裏剣、オモロいね」
と言われました。ワーイ!

ニワニハニハニワトリではなくカツシンが!
いや、西松さんの活動は、まさに「アナーキー」といいますか、業界?流行?そんなの関係ねー!という「俺イズム」が、貫かれている。
しかしながら、それがネイチャー。
会話中に「僕は自分が天才だと思ってますから」なんて話されても、イヤミ感は全くなく、いや、頼もしいかぎりです。
ともすれば、周囲や業界の流れなんかをじくじく気にしてはチマチマと生きてる筆者にとっては、永遠の羨望の対象、ですわ。
というわけで、そんな西松さんの最新の活動が見れる同展は16日まで。
ジンジャーエール、ごちそうさまでした。
最終日は、終了とともに大文字の送り火です。かなり間近で見れます。
しかし、西松さんといい、高嶺さんといい、この世代のこの周辺の兄貴たちは、本当にデカイですな。
何と言うか、脳のスケールとか、感受性豊感がハンパない感じ。
そういえば、前にある人から、「タカミネが地球やとしたら、あんたなんか米粒くらいのモンやで!」
と言われた事があって、そんなこと言われて凹まない人がいたら会ってみたいものですが、たぶん同様の事を兄貴たちが言われても、屁でもないのでしょうな。
まあ、本日もアトリエ来るなり、昨日クーラーの電源切るの忘れてた事に気付き、
「ガ~~ン!電気代がぁあ~!」
と凹んだ私はカブトムシ・・じゃなくて、やっぱり米粒です。
米粒は米粒なりに、さらに細かく写経でもするだけですな。
今日の鼻歌:
♪宇宙とおしゃべりしようぜ 宇宙をおさんぽしようぜ スペース富士山のぼろうぜ そろそろ地球はやめようぜ

※残念ながら、アマゾンにはないっス。
♪ラララロックンロケット ラララロックンロケット ラララロックンロケット~~
by kiuchism
| 2009-08-08 23:55
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