2009年 08月 12日
MM氏にまつわるヒヒ話 |
born~ DEATH~!
盆です。
もちろん、フリーターに盆などあらず。
ですが、仕事はわりかしヒマです。
選挙さえなけりゃね・・・。
ま、実家者には盆に帰る場所などなし。
どうせダラダラするんなら、小銭稼いで放課後の放課後につぎ込んだほうがマシ。
黒焦げになるまで、働いております。
さて、もう何度も書いてますが、ムラギしマナヴさんの話。
思えば、知り合って10数年。
作家として知り、グループ展等で一緒になり、お互いネットやなんかでチェックし合って、展覧会に誘い、放課後を一緒に過した半年あまり。
この半年は本当にお世話になって、やり取りしたメールは300通以上!
(さっき自分で確認してビックリした・・・)
ついでに家も実家の隣街、ということで、気軽にお邪魔できる感じになりました。
このタイミングで、ある意味「おせっかい」的にムラギしさんを取り上げたのですが、自分とご本人の溜飲を下げられただけじゃなく、彼を知らない初見の方々や昔から知る気にしてた人達にも多少の影響を与えてるみたいで、まあ僕の「おせっかい」も、ちょっとは何かになったかな、と思ったりしております。
で、もうこれ以上は本当におせっかいなのですが、最後に、最近仕入れたムラギしさんにまつわる「ちょっとヒヒ話」を記したいと思う次第。
まず一つ目は、先日ムラギしさん自身から聞いた話。
前に、僕が個人的に放課後展のモデルにした「小鳥は大空を想像する」という展覧会を紹介しましたが、この展覧会では、ある「事件」がありました。
この展覧会に出品されてた杉浦隆夫さんのインスタレーション。
これは、学校の階段の1階から2階までを、細かい発砲スチロールで埋め尽くして、水ではなく発砲スチロールでできた深いプールを作り、鑑賞者は鑑賞だけでなく、予約すれば特定の時間にスタッフ立ち会いで、命綱を付けてそのプールに一定時間入る、という体験もできる、という作品。
鑑賞するだけでも素晴らしく、体験を想像するでけでもワクワクするいい作品だったのですが、ここで事件が起きた。
その作品を見た、鑑賞者の女性が、テンション上がってしまったようで、いきなり命綱も付けずにその「発砲スチロール」のプールに飛び込んだのだ!
「人が飛び込んだぁ~~!」
と二階の警備の人が叫び、それを聞いた一階の警備のスタッフは2人で、発砲スチロールを止めるために作られたベニヤの壁を必死で破壊し、発砲スチロールが流れ出す中から、女性を救出!
作品を破壊し、なんとか救助する、という現場スタッフの判断で、女性は救急車で病院へ。
なんとか一命を取り留めたそうな。
(ちなみに、当時筆者が通っていた滋賀の田舎大学には「あの展覧会のあの作品で、誰か死んだらしいで」という誇張された噂が伝わってきてました。)
そのエピソードは何となく知ってたのですが、なんと、その作品を破壊し女性を救出した人物が、何を隠そう、その時バイトで会場警備していたムラギしさんだったのだ!
なんと、伝説の(?)救世主が、氏だったとは!
氏はこの話しながら、「今でも思い出すだけで背中がゾッとするわ~」的な事をおっしゃってました。
発泡スチロールが怒濤のごとく流れ出てくる中から、逆さまになって白目むいて失禁している女性が出てくる光景は、今でも時々夢に出てくるそうな。
そして、その時に出て来た女性というのが・・・お前だよー!
・・・って、それはウソです。
夏なので怪談風にしてみました。学校の階段?
さて、そして二つ目の話。
こちらは、先日、佐川くんに聞いた話。
現在、エンアーツという画廊で個展をされてる内海聖史さんという作家さんがおられるのですが、佐川くんはその展覧会の搬入のお手伝いをちょっとしてたそうで、搬入の後か何かに「知り合いが展覧会してるので一緒に行きませんか?」と、先日のムラギしさんの「夢幻琉球・つるヘンリー資料展」にいったそうな。
(↑訂正です。実際は佐川くんが手伝ったのはずっと前の話で、この展覧会の時は佐川くんの友人が手伝っていて、その彼が其の延長まで氏を誘導したそうな。そこで偶然佐川くんと会った、という事だそうです。)
で、その内海さんは会場である「其の延長」に入るやいなや、
「は、この作品は、もしや・・・!」
と、ムラギしさんであることにすぐ気付かれたそうな。
内海さんにとって、ムラギしさんは自身が作家活動を始めたころの関西を代表する「トップランナー」の1人であり、関東の作家である内海さんにとっても、前を走る先輩作家、という印象だったのでしょうかね?
とにかく、そんなムラギしさんが現在も制作と発表をされていることに感激され、嬉しくなってバーでもある「其の延長」で随分飲み代を使われたそうな。
ああ、ええ話やね。
この話はあくまで佐川くんから聞いた話なんで、ご本人から聞いたわけじゃないですが、一応ウラはとれました。
こういうエピソード聞くと、僕も嬉しくなってしまいます。
「自分のやりたい事」をやり続けた者でないと体験できない、「ヒヒ話」。
僕もこういう話聞くと、おせっかいが報われた気がして、間接的ながら、また一つ「放課後展やってよかったな~」と思うエピソードも増えたのでした。
乾杯!
今日の鼻歌:
♪10年前も~ 10年先も~ おんなじ青な~ 空を行くよ~ スローモーションが浮んで行くよ~ もう ずっとグライダー
♪低いまま いつまでも~ 降りる場所探したよ~ 探すうちに遠いよ~~
盆です。
もちろん、フリーターに盆などあらず。
ですが、仕事はわりかしヒマです。
選挙さえなけりゃね・・・。
ま、実家者には盆に帰る場所などなし。
どうせダラダラするんなら、小銭稼いで放課後の放課後につぎ込んだほうがマシ。
黒焦げになるまで、働いております。
さて、もう何度も書いてますが、ムラギしマナヴさんの話。
思えば、知り合って10数年。
作家として知り、グループ展等で一緒になり、お互いネットやなんかでチェックし合って、展覧会に誘い、放課後を一緒に過した半年あまり。
この半年は本当にお世話になって、やり取りしたメールは300通以上!
(さっき自分で確認してビックリした・・・)
ついでに家も実家の隣街、ということで、気軽にお邪魔できる感じになりました。
このタイミングで、ある意味「おせっかい」的にムラギしさんを取り上げたのですが、自分とご本人の溜飲を下げられただけじゃなく、彼を知らない初見の方々や昔から知る気にしてた人達にも多少の影響を与えてるみたいで、まあ僕の「おせっかい」も、ちょっとは何かになったかな、と思ったりしております。
で、もうこれ以上は本当におせっかいなのですが、最後に、最近仕入れたムラギしさんにまつわる「ちょっとヒヒ話」を記したいと思う次第。
まず一つ目は、先日ムラギしさん自身から聞いた話。
前に、僕が個人的に放課後展のモデルにした「小鳥は大空を想像する」という展覧会を紹介しましたが、この展覧会では、ある「事件」がありました。
この展覧会に出品されてた杉浦隆夫さんのインスタレーション。
これは、学校の階段の1階から2階までを、細かい発砲スチロールで埋め尽くして、水ではなく発砲スチロールでできた深いプールを作り、鑑賞者は鑑賞だけでなく、予約すれば特定の時間にスタッフ立ち会いで、命綱を付けてそのプールに一定時間入る、という体験もできる、という作品。
鑑賞するだけでも素晴らしく、体験を想像するでけでもワクワクするいい作品だったのですが、ここで事件が起きた。
その作品を見た、鑑賞者の女性が、テンション上がってしまったようで、いきなり命綱も付けずにその「発砲スチロール」のプールに飛び込んだのだ!
「人が飛び込んだぁ~~!」
と二階の警備の人が叫び、それを聞いた一階の警備のスタッフは2人で、発砲スチロールを止めるために作られたベニヤの壁を必死で破壊し、発砲スチロールが流れ出す中から、女性を救出!
作品を破壊し、なんとか救助する、という現場スタッフの判断で、女性は救急車で病院へ。
なんとか一命を取り留めたそうな。
(ちなみに、当時筆者が通っていた滋賀の田舎大学には「あの展覧会のあの作品で、誰か死んだらしいで」という誇張された噂が伝わってきてました。)
そのエピソードは何となく知ってたのですが、なんと、その作品を破壊し女性を救出した人物が、何を隠そう、その時バイトで会場警備していたムラギしさんだったのだ!
なんと、伝説の(?)救世主が、氏だったとは!
氏はこの話しながら、「今でも思い出すだけで背中がゾッとするわ~」的な事をおっしゃってました。
発泡スチロールが怒濤のごとく流れ出てくる中から、逆さまになって白目むいて失禁している女性が出てくる光景は、今でも時々夢に出てくるそうな。
そして、その時に出て来た女性というのが・・・お前だよー!
・・・って、それはウソです。
夏なので怪談風にしてみました。学校の階段?
さて、そして二つ目の話。
こちらは、先日、佐川くんに聞いた話。
現在、エンアーツという画廊で個展をされてる内海聖史さんという作家さんがおられるのですが、佐川くんはその展覧会の搬入のお手伝いをちょっとしてたそうで、搬入の後か何かに「知り合いが展覧会してるので一緒に行きませんか?」と、先日のムラギしさんの「夢幻琉球・つるヘンリー資料展」にいったそうな。
(↑訂正です。実際は佐川くんが手伝ったのはずっと前の話で、この展覧会の時は佐川くんの友人が手伝っていて、その彼が其の延長まで氏を誘導したそうな。そこで偶然佐川くんと会った、という事だそうです。)
で、その内海さんは会場である「其の延長」に入るやいなや、
「は、この作品は、もしや・・・!」
と、ムラギしさんであることにすぐ気付かれたそうな。
内海さんにとって、ムラギしさんは自身が作家活動を始めたころの関西を代表する「トップランナー」の1人であり、関東の作家である内海さんにとっても、前を走る先輩作家、という印象だったのでしょうかね?
とにかく、そんなムラギしさんが現在も制作と発表をされていることに感激され、嬉しくなってバーでもある「其の延長」で随分飲み代を使われたそうな。
ああ、ええ話やね。
この話はあくまで佐川くんから聞いた話なんで、ご本人から聞いたわけじゃないですが、一応ウラはとれました。
こういうエピソード聞くと、僕も嬉しくなってしまいます。
「自分のやりたい事」をやり続けた者でないと体験できない、「ヒヒ話」。
僕もこういう話聞くと、おせっかいが報われた気がして、間接的ながら、また一つ「放課後展やってよかったな~」と思うエピソードも増えたのでした。
乾杯!
今日の鼻歌:
♪10年前も~ 10年先も~ おんなじ青な~ 空を行くよ~ スローモーションが浮んで行くよ~ もう ずっとグライダー
♪低いまま いつまでも~ 降りる場所探したよ~ 探すうちに遠いよ~~
by kiuchism
| 2009-08-12 23:37
| 思ひ出話