2009年 09月 15日
オモロ「」ヒヒ |
さて、緊急告知。
すでに何人かの友人には、この連休に「やってやるって!」と話していた
「秋の木内祭り2009」(滋賀の志賀でのBBQ)
ですが、諸事情により、中止とすることにしました。
本当なら今日あたりから皆様をお誘いしたかったのですが・・・。
お騒がせしたことを、お詫びいたします。
また、それに伴い、本日より2~3日、パソコンメールもチェックできなくなる状態となりそうですので、急用の方は携帯の方にお願いします。
---------
それでは、本題。
さらっと展覧会告知だけすればいいのに、ついつい書きすぎてしまう。
相変わらずのおせっかいですまんこってす。
というわけで木藤さんと放課後展の話の続き。
----------
彼女は作品プランも多数用意されていて、場所の候補もいくつか出されてました。
ですが、バッティングする場所は柔軟に対処され、最終的に落ち着いたのが、あの3階奥の教室だったわけですが・・・。
実はあの一番奥の教室は当初、僕が希望していた場所でした。
ですが、自身は「ニュートラルな教室」であればいい、という条件で、あの奥の部屋が一番ジメーっとした感じだったのでいいかなー、と思ってたのですが、まあ、ここは相応しい方に譲るということで、変更した次第。
結果として、僕にしたら、ちょうど高瀬川をはさんで教育施設と風俗店が政治的に「にらみ合ってる」場所に接している、という「意味」としての付加価値が作品についたので、そこに背を向けて咲く白い花もより意味合いを強める、という理を得る事ができたのでした。
そして、彼女のインスタレーション。
その出来映えは、いわゆる「現代美術」のインスタレーションなのですが、普通に美しく、ただ綺麗なだけじゃなくて、たとえば筆者の様な荒んだ心を持つ人間でさえも、あの「夜に浮ぶ虹」見たら、豊かな叙情と神秘と感動を覚えずにはいられない、てな感じ。
また、この作品は、現代美術というジャンルが他のエンターテイメントとどう違うのか?とい問いに対して、わかりやすく示した代表的な作品ではないか?と僕は思っています。
というか、僕自身が気付かされた、という感じです。
彼女のインスタレーションは、あの近づくと浮ぶ虹にしろ、隙間から見える糸にしろ、学校全体に張り巡らされていた気付くか気付かないかの七色の糸にしろ、基本的には鑑賞者に対して「説明不要」と本人から通達されてました。
そういう態度をとると、ともすれば、「説明不足」「答え教えてくれてもええやん!ケチ!」「高飛車かよ!」などなど、いわれそうなのだけども、決してそういうことではありません。
世の中には「気付くこと」や「気付かず見過ごしてしまうこと」があり、それらを肯定否定するのではなくて、そういう事があると言うことを気付くことで気付いてほしい、ということというか・・・。
(・・・う~ん、ごちゃごちゃしてきた。解釈おかしかったらごめんなさい>木藤さん)
おそらく、説明を受けて、「ああ、なるほどね」となるよりも、「あ!もしかして!」と自身で気付いた方が、深く印象に残るはず。
多くの人にわかりやすく教授し、マスを取り込むエンターテイメントも凄いが、決して多くの人に伝わらなくとも、特定の人に深く印象づける何か。
「現代美術」なる辛気くさいものにハマる人達というのは、この快感を味わいたいがためにこのジャンルに執着してるのではないか、と思ったもします。
そして、何より、そんな作品が、コアな美術好きだけじゃなく、多くの「現代美術とはなじみの薄い」人達を魅了していた、というのが素晴らしかった。
それは、アンケートや、ぐんぐん彼女の作品に惹かれて行ったボランティアの人達を見れば一目瞭然。
や、何度も言うけど、気付かなければダメ、というワケではない。
筆者もどちらかと言うと鈍感な人間で、いろいろ気付かないで過すことが多い人間。
偶然にもコレに関しては内部の人間のため、いろいろ教えてもらっていたのですが、実は未だに、意味があるらしい「教室の光の数」等については教えてもらってない。
でも、「教えてー教えてー!」というのも野暮であり、ま、わからなくてもそれはそれでよい。
どちらかと言うと、ある日突然「あ、あれってもしかして・・・」なんてことになる方が面白い、と思えるようになってきた。
そういった意味で、いままで美術に興味なかった人達に、この作品キッカケで興味を持たせたとしたら、「放課後の展覧会」の意義もまた1つ見いだせるし、僕個人としてもとても嬉しい。
ま、僕なんかはまだまだアマちゃんなので、「説明不要だと見過ごされるのは可哀想」と、会場では説明せずとも鑑賞してるフリして、お客さんに気付いてもらえる様、シラこい演技したりしてたのですが。(木藤さんごめんなさい)
放課後の展覧会に関しては、全ての出品作家さんに対してもそうですが、木藤さんに声かけて本当によかったな~と思っていますし、彼女が参加してくれて本当によかったと思っています。
というわけで、岐阜の展覧会、楽しみです。
皆様も機会があれば、ぜひぜひ。
今日の鼻歌
♪Pe~fect 在るはずの無い~ Pe~fect 完璧な 虹と~
♪Go Over The Rainbow~~ Go Over The Rainbow~ Go Over The Rainbow~~
すでに何人かの友人には、この連休に「やってやるって!」と話していた
「秋の木内祭り2009」(滋賀の志賀でのBBQ)
ですが、諸事情により、中止とすることにしました。
本当なら今日あたりから皆様をお誘いしたかったのですが・・・。
お騒がせしたことを、お詫びいたします。
また、それに伴い、本日より2~3日、パソコンメールもチェックできなくなる状態となりそうですので、急用の方は携帯の方にお願いします。
---------
それでは、本題。
さらっと展覧会告知だけすればいいのに、ついつい書きすぎてしまう。
相変わらずのおせっかいですまんこってす。
というわけで木藤さんと放課後展の話の続き。
----------
彼女は作品プランも多数用意されていて、場所の候補もいくつか出されてました。
ですが、バッティングする場所は柔軟に対処され、最終的に落ち着いたのが、あの3階奥の教室だったわけですが・・・。
実はあの一番奥の教室は当初、僕が希望していた場所でした。
ですが、自身は「ニュートラルな教室」であればいい、という条件で、あの奥の部屋が一番ジメーっとした感じだったのでいいかなー、と思ってたのですが、まあ、ここは相応しい方に譲るということで、変更した次第。
結果として、僕にしたら、ちょうど高瀬川をはさんで教育施設と風俗店が政治的に「にらみ合ってる」場所に接している、という「意味」としての付加価値が作品についたので、そこに背を向けて咲く白い花もより意味合いを強める、という理を得る事ができたのでした。
そして、彼女のインスタレーション。
その出来映えは、いわゆる「現代美術」のインスタレーションなのですが、普通に美しく、ただ綺麗なだけじゃなくて、たとえば筆者の様な荒んだ心を持つ人間でさえも、あの「夜に浮ぶ虹」見たら、豊かな叙情と神秘と感動を覚えずにはいられない、てな感じ。
また、この作品は、現代美術というジャンルが他のエンターテイメントとどう違うのか?とい問いに対して、わかりやすく示した代表的な作品ではないか?と僕は思っています。
というか、僕自身が気付かされた、という感じです。
彼女のインスタレーションは、あの近づくと浮ぶ虹にしろ、隙間から見える糸にしろ、学校全体に張り巡らされていた気付くか気付かないかの七色の糸にしろ、基本的には鑑賞者に対して「説明不要」と本人から通達されてました。
そういう態度をとると、ともすれば、「説明不足」「答え教えてくれてもええやん!ケチ!」「高飛車かよ!」などなど、いわれそうなのだけども、決してそういうことではありません。
世の中には「気付くこと」や「気付かず見過ごしてしまうこと」があり、それらを肯定否定するのではなくて、そういう事があると言うことを気付くことで気付いてほしい、ということというか・・・。
(・・・う~ん、ごちゃごちゃしてきた。解釈おかしかったらごめんなさい>木藤さん)
おそらく、説明を受けて、「ああ、なるほどね」となるよりも、「あ!もしかして!」と自身で気付いた方が、深く印象に残るはず。
多くの人にわかりやすく教授し、マスを取り込むエンターテイメントも凄いが、決して多くの人に伝わらなくとも、特定の人に深く印象づける何か。
「現代美術」なる辛気くさいものにハマる人達というのは、この快感を味わいたいがためにこのジャンルに執着してるのではないか、と思ったもします。
そして、何より、そんな作品が、コアな美術好きだけじゃなく、多くの「現代美術とはなじみの薄い」人達を魅了していた、というのが素晴らしかった。
それは、アンケートや、ぐんぐん彼女の作品に惹かれて行ったボランティアの人達を見れば一目瞭然。
や、何度も言うけど、気付かなければダメ、というワケではない。
筆者もどちらかと言うと鈍感な人間で、いろいろ気付かないで過すことが多い人間。
偶然にもコレに関しては内部の人間のため、いろいろ教えてもらっていたのですが、実は未だに、意味があるらしい「教室の光の数」等については教えてもらってない。
でも、「教えてー教えてー!」というのも野暮であり、ま、わからなくてもそれはそれでよい。
どちらかと言うと、ある日突然「あ、あれってもしかして・・・」なんてことになる方が面白い、と思えるようになってきた。
そういった意味で、いままで美術に興味なかった人達に、この作品キッカケで興味を持たせたとしたら、「放課後の展覧会」の意義もまた1つ見いだせるし、僕個人としてもとても嬉しい。
ま、僕なんかはまだまだアマちゃんなので、「説明不要だと見過ごされるのは可哀想」と、会場では説明せずとも鑑賞してるフリして、お客さんに気付いてもらえる様、シラこい演技したりしてたのですが。(木藤さんごめんなさい)
放課後の展覧会に関しては、全ての出品作家さんに対してもそうですが、木藤さんに声かけて本当によかったな~と思っていますし、彼女が参加してくれて本当によかったと思っています。
というわけで、岐阜の展覧会、楽しみです。
皆様も機会があれば、ぜひぜひ。
今日の鼻歌
♪Pe~fect 在るはずの無い~ Pe~fect 完璧な 虹と~
♪Go Over The Rainbow~~ Go Over The Rainbow~ Go Over The Rainbow~~
by kiuchism
| 2009-09-15 23:05
| 木内研究記