2012年 09月 19日
美術のくすり処方箋(効能編) |
ようやく涼しくなってきましたが、こちらは夏の疲れが出たのでしょうか?
鼻の穴の下に地獄からの使者・ヘルペスができてしまいました。
場所が場所だけに、痛いだけでなく、なんか鼻血が出た状態で固まってしまったような感じでカッコ悪い。
イタカッコ悪い男・こと木内です。
さて、先日、KUNST ARZTでのグループ展「美術のくすり」無事終了しました。
御高覧下さった皆様、ありがとうございました!
御陰様で多くの方に来ていただいたということで、盛況だったようです。
とりあえず、画廊のオープンに微力ながら協力できたようで、ホッとしています。
では、来れなかった方のためにその様子を写真で少しご紹介。

こちらは会場の一部。
手前の部屋に現代美術二等兵さん、shimoken、僕の作品。
黄色い鯉のオブジェはshimoken作品です。
奥の部屋に山本太郎くん、小川しゅん一くんの作品と岡本光博さんの映像作品が展示されてました。
木内作品はこんな感じ。

市販の飲料水をモチーフとした作品です。

こちら平面作品。
左:「金のくすり(ウコンのイコン)」パネル、寒冷紗、ジェッソ、金箔、油彩、アクリル 2012
右:「銀のくすり(red bullshit)」パネル、寒冷紗、ジェッソ、銀箔、油彩、アクリル 2012
以下は会場にも記した作品コメントです。
『医薬品ではないのに、薬に近い飲料のように店頭で扱われ、自身も薬のようについ飲んでしまってる飲料品の「ウコンの力」と「Red Bull」をモチーフに作品化しました。それぞれのパッケージの色から、金と銀を使い、崇めるように描いています。実際これらの飲料の効果は曖昧で、自身でも効いてるかがよくわからないのですが、「気休め」としては効いているのかも。実際は毒にも薬にもならないような・・・。』
ということで、初めて金、銀箔を使った平面作品です。
わざわざ金箔を使って、「ウコンの力」とか描くのがアホらしくていいな~と思い作りました。
こちら立体作品。

「ウコン・スカルノ」頭蓋骨模型、新聞紙、ジェッソ、アルミ缶 2012
飲料水の缶を金箔や油彩で描くというアイデアと同様に、缶そのものを使って何か作るというアイデアもあり、その第一弾として制作しました。
頭蓋骨がウコンの力、というのはパッと思いつきました。
こればっか飲んでる人のイメージというか。
現代美術好きの方々には「ダミアンハーストのカバー」的な感じでとらえる方もちらほら。
もちろんそのイメージもあります。
しかしながら、本物見たことないとは言え、カバーと言うにはあまりにも原曲の姿は無く・・・どっちかっていうと「ハウスのリミックス」てな感じ?
まあ、頭蓋骨の表面を何かで覆うという発想自体がベタで、おそらく古美術やら諸工芸で過去にも多く例があるはず。(←なんととなくのイメージで語ってますが)
空き缶でエセ螺鈿細工みたいになったらええな~なんて思って作った次第です。
で、出来上がりは小学生の夏休みの工作な感じになったと。
ま、実際夏休み終わりの2日くらいでひ~ひ~言いながら作りましたし。
凄い時間かかってるようですが、どっちかって言うと平面の方が時間かかりました。
そもそもは、この展覧会の話が来る前から、「ウコンの力」の缶を捨てずに保存してたんです。
キッカケはエノチューさん。榎の忠さんの作品。
氏の薬莢を使ったインスタレーションは有名ですが、その実際に放たれた銃弾の薬莢に、ウコンの力の缶が何となく似てるな~と思い、「何かに使えへんやろか?」となった結果、アホな中学生みたいに、窓際に洗ったウコンの力の缶を並べていたのでした。
そうしながらも、「結局何も使わずに捨てるんやろな~」と思ってたとこへ、この展覧会の話が来て、ようやく作品になったという次第です。
くすりのようでくすりでなく、何となく効いた気になって銭払ってる感じ。
美術も一緒や!?(♪ちょちょ~~ん!と「冒冒グラフ」の今ちゃん風に)
さらに、平面に関しては別のパターンも作っていて、結局それらは画廊の事務所の方に飾ってもらってたんですが・・・長くなったのでそれについてはまた次回。
とりあえず、無事終了と自作の報告でした。
出品作家の皆様、KUNST ARZTさん、お疲れさまでした。
自身はこれで年内の展覧会発表予定は終了ですが、また年明早々にも諸々ある予定ですので、引き続きよろしくお願いします!
あ、wks.祭(立体編)はまだやってるのでそちらの方もよろしくです!
今日の鼻歌:
♪ト~メ~ト~ジュースを 飲みつつ菌のこ~と 言いつつ本当~は レッドツェッペリンをジミヘンドリックスを 越えようとして~
鼻の穴の下に地獄からの使者・ヘルペスができてしまいました。
場所が場所だけに、痛いだけでなく、なんか鼻血が出た状態で固まってしまったような感じでカッコ悪い。
イタカッコ悪い男・こと木内です。
さて、先日、KUNST ARZTでのグループ展「美術のくすり」無事終了しました。
御高覧下さった皆様、ありがとうございました!
御陰様で多くの方に来ていただいたということで、盛況だったようです。
とりあえず、画廊のオープンに微力ながら協力できたようで、ホッとしています。
では、来れなかった方のためにその様子を写真で少しご紹介。

こちらは会場の一部。
手前の部屋に現代美術二等兵さん、shimoken、僕の作品。
黄色い鯉のオブジェはshimoken作品です。
奥の部屋に山本太郎くん、小川しゅん一くんの作品と岡本光博さんの映像作品が展示されてました。
木内作品はこんな感じ。

市販の飲料水をモチーフとした作品です。

こちら平面作品。
左:「金のくすり(ウコンのイコン)」パネル、寒冷紗、ジェッソ、金箔、油彩、アクリル 2012
右:「銀のくすり(red bullshit)」パネル、寒冷紗、ジェッソ、銀箔、油彩、アクリル 2012
以下は会場にも記した作品コメントです。
『医薬品ではないのに、薬に近い飲料のように店頭で扱われ、自身も薬のようについ飲んでしまってる飲料品の「ウコンの力」と「Red Bull」をモチーフに作品化しました。それぞれのパッケージの色から、金と銀を使い、崇めるように描いています。実際これらの飲料の効果は曖昧で、自身でも効いてるかがよくわからないのですが、「気休め」としては効いているのかも。実際は毒にも薬にもならないような・・・。』
ということで、初めて金、銀箔を使った平面作品です。
わざわざ金箔を使って、「ウコンの力」とか描くのがアホらしくていいな~と思い作りました。
こちら立体作品。

「ウコン・スカルノ」頭蓋骨模型、新聞紙、ジェッソ、アルミ缶 2012
飲料水の缶を金箔や油彩で描くというアイデアと同様に、缶そのものを使って何か作るというアイデアもあり、その第一弾として制作しました。
頭蓋骨がウコンの力、というのはパッと思いつきました。
こればっか飲んでる人のイメージというか。
現代美術好きの方々には「ダミアンハーストのカバー」的な感じでとらえる方もちらほら。
もちろんそのイメージもあります。
しかしながら、本物見たことないとは言え、カバーと言うにはあまりにも原曲の姿は無く・・・どっちかっていうと「ハウスのリミックス」てな感じ?
まあ、頭蓋骨の表面を何かで覆うという発想自体がベタで、おそらく古美術やら諸工芸で過去にも多く例があるはず。(←なんととなくのイメージで語ってますが)
空き缶でエセ螺鈿細工みたいになったらええな~なんて思って作った次第です。
で、出来上がりは小学生の夏休みの工作な感じになったと。
ま、実際夏休み終わりの2日くらいでひ~ひ~言いながら作りましたし。
凄い時間かかってるようですが、どっちかって言うと平面の方が時間かかりました。
そもそもは、この展覧会の話が来る前から、「ウコンの力」の缶を捨てずに保存してたんです。
キッカケはエノチューさん。榎の忠さんの作品。
氏の薬莢を使ったインスタレーションは有名ですが、その実際に放たれた銃弾の薬莢に、ウコンの力の缶が何となく似てるな~と思い、「何かに使えへんやろか?」となった結果、アホな中学生みたいに、窓際に洗ったウコンの力の缶を並べていたのでした。
そうしながらも、「結局何も使わずに捨てるんやろな~」と思ってたとこへ、この展覧会の話が来て、ようやく作品になったという次第です。
くすりのようでくすりでなく、何となく効いた気になって銭払ってる感じ。
美術も一緒や!?(♪ちょちょ~~ん!と「冒冒グラフ」の今ちゃん風に)
さらに、平面に関しては別のパターンも作っていて、結局それらは画廊の事務所の方に飾ってもらってたんですが・・・長くなったのでそれについてはまた次回。
とりあえず、無事終了と自作の報告でした。
出品作家の皆様、KUNST ARZTさん、お疲れさまでした。
自身はこれで年内の展覧会発表予定は終了ですが、また年明早々にも諸々ある予定ですので、引き続きよろしくお願いします!
あ、wks.祭(立体編)はまだやってるのでそちらの方もよろしくです!
今日の鼻歌:
♪ト~メ~ト~ジュースを 飲みつつ菌のこ~と 言いつつ本当~は レッドツェッペリンをジミヘンドリックスを 越えようとして~
by kiuchism
| 2012-09-19 23:10
| 報告