2013年 11月 13日
ドキュメント・オブ・ラジオドクメンタ |
え~すっかり日が経ってしまいましたが、先日、
「ラジドク!」展、無事終了いたしました。
最終日に行われた公開録音・・っても会場が狭いのでほぼ参加作家さんのみによる非公開に近い録音も無事収録し、さらにその後、僕だけスタジオでまた収録して、その模様も無事電波にのって放送されました。
オン・エアーってやつです。
(お聞き逃した方々!アーカイヴはこちらで)
その放送をもって「ラジドク!」のプログラムは全て終了。
御高覧&御拝聴賜りました皆様(って文章変かしら?)並びに参加作家さんはじめ関係者の方々、ありがとうございました!
「ラジオ」や「放送」といった、テーマでの展覧会ということで、視覚のみならず、なテーマの展覧会だったにも関わらず、各作家さんがそれぞれいろんな持ち味で答えて下さって、バラエティーに富んだいい展覧会になったと思います。
まあ僕は企画者といってもただ単に作家さんに声かけただけなので偉そうには言えませんが。
で、どちらかというと苦しんだのは「作家・木内貴志」の方でして、ミニFMの月一パーソナリティーもなんとなく流れでやってるもんで、当初は「急にラジオと言われても・・」てな感じでした。
そんな中、なんやかんやでできた自作を軽く紹介します。
まずは「ステッカー」
ラジオと言えばステッカーということで、「ラジドク!」のオリジナルステッカーと、DMデザインの際に最後まで迷った色での「ラジドク特製ワンカップ保護シール」を作成。

こちらが「ラジドク!公式ステッカー」
なんの「公式」か知りませんが。
AMラジオ番組でハガキ読まれて「ステッカー差し上げま~す」的なイメージや、民放FMが流行りだしたころにバラまかれた「バンパーステッカー」のイメージから、「やっぱりラジオテーマならステッカー作らなあかんやろ」ということで作りました。

で、こちらが「ラジドク特製ワンカップ保護シール」
こちらは後述する映像作品との絡みで何となく作成。
「公式ステッカー」はちゃんとステッカー印刷に発注しましたが、こちらは家のプリンターによるものです。
しかし「ワンカップ保護」ってどういうことやねん?
作者の僕ですら意図不明なシールです。
次が映像作品。ってか映像インスタレーションというか。
「One Cup Music Hour」(2013)
市販のカップ酒とウコン入り清涼飲料水を使っての音楽演奏の模様を映像化しました。
お酒を呑みながら分量を調節し、おつまみを食べた割り箸で叩くことにより音楽を奏でました。
直接「ラジオ」や放送を意識してたわけでなく、カップ酒を使って作品を~というのは前からアイデアがあって、それを今回の展覧会きっかけで制作した次第です。
カップ酒と、携帯ラジオで聴くAMラジオというのがなんとなく相性が良さそうってのもあって、強引にラジオテーマ展に引っかけてみました。

作品は映像が主なのですが、展示する際にテーマやギャラリーの空間を考慮して、小さいモニターで画像を流し、音は携帯ラジオを使って聞いてもらうという仕組みにしました。
電波はFMで飛ばしてましたが、AM感が出たかな~と思ってます。
いやしかし。
久々に映像作品を作ったわけですが、映像作品の展示って、なんか難しいというか、ややこしいですね。
作りながら、「そもそも展示とかする必要あるのかしら?」と思ったりしてしまいました。
youtubeとかにアップしたら済むんじゃない?とか。
まあ、もちろん展示向き映像とそうでない映像があるとは思いますが。
それと、編集してる途中で「あっ!」と思って、「指摘されるかもな~」と思ったのですが、案の定「会田誠さんのビンラディンの作品みたいやね」って何人かの方に言われたみたいです。
もちろんアイデアやコンセプトは全く違うとは思いますが、画面の前でお酒飲みながら語るという、構図というか構成は似てますな。
実は僕もその会田さんの作品は大阪で鑑賞してまして、面白いな~って思ってましたので、影響されてると思います。
作るときは特に「あれ風に」とか思ってなかったんですが、結果そうなっちゃったという感じですね。
まあ、「ラーメン二郎」風に言うなら「会田誠インスパイア系」という感じですかね。(勝手にインスパイアさせていただいてすいません~)
そんなこの作品は撮影に1時間強ほどかかり、それを25分に編集して完成・・・したのですが、さすがにそれじゃほとんど流されるな~と思ってなんとか8分程度に縮めました。
まあ、8分でもずいぶん辛気くさいのですが。
始まりと終わりがちゃんとある映像のループ再生展示はやっぱり難しいですな。
僕も観に行く側なら、そういう映像作品にはあまりちゃんと付き合わないクチなので、痛感します。
しかしながら、我慢強く見ていただいた方にはそこそこ好評。
たまたま来ていただいたドイツの作家さんにも、岡本さんに英語で通訳していただいて、楽しんでいただけたようです。
その際にでた「ドランキング&チューニング」(ドリンキングやったかな?)という言葉が、個人的にピタっとハマりました。
機会あれば25分のロングバージョンを公開、またはDVD化・・・っていらない?
ワンカップ使った展開はもう少しやりたいので、今は日々の憂さをカップ酒で誤摩化しながら、素材であるグラスを貯める日々であります。
ということで、結局長々説明してしまいましたが、「ラジドク!」展、重ね重ねありがとうございました!
「ラジドクCD」とラジドクステッカーは引き続きKUNST ARZTさんで扱っていただいてるので、ご希望の方はそちらに。
リクエストが多ければ、また「ラジドク!2」とかやりたいな~と思います。
(ラジオだけにね~)
今日の鼻歌:
♪Oh~ラ~ジオぉぉお~~~ 届けて~おくれ~ こ~の~愛を~ あのひとの~胸にぃいい~~
「ラジドク!」展、無事終了いたしました。
最終日に行われた公開録音・・っても会場が狭いのでほぼ参加作家さんのみによる非公開に近い録音も無事収録し、さらにその後、僕だけスタジオでまた収録して、その模様も無事電波にのって放送されました。
オン・エアーってやつです。
(お聞き逃した方々!アーカイヴはこちらで)
その放送をもって「ラジドク!」のプログラムは全て終了。
御高覧&御拝聴賜りました皆様(って文章変かしら?)並びに参加作家さんはじめ関係者の方々、ありがとうございました!
「ラジオ」や「放送」といった、テーマでの展覧会ということで、視覚のみならず、なテーマの展覧会だったにも関わらず、各作家さんがそれぞれいろんな持ち味で答えて下さって、バラエティーに富んだいい展覧会になったと思います。
まあ僕は企画者といってもただ単に作家さんに声かけただけなので偉そうには言えませんが。
で、どちらかというと苦しんだのは「作家・木内貴志」の方でして、ミニFMの月一パーソナリティーもなんとなく流れでやってるもんで、当初は「急にラジオと言われても・・」てな感じでした。
そんな中、なんやかんやでできた自作を軽く紹介します。
まずは「ステッカー」
ラジオと言えばステッカーということで、「ラジドク!」のオリジナルステッカーと、DMデザインの際に最後まで迷った色での「ラジドク特製ワンカップ保護シール」を作成。

こちらが「ラジドク!公式ステッカー」
なんの「公式」か知りませんが。
AMラジオ番組でハガキ読まれて「ステッカー差し上げま~す」的なイメージや、民放FMが流行りだしたころにバラまかれた「バンパーステッカー」のイメージから、「やっぱりラジオテーマならステッカー作らなあかんやろ」ということで作りました。

で、こちらが「ラジドク特製ワンカップ保護シール」
こちらは後述する映像作品との絡みで何となく作成。
「公式ステッカー」はちゃんとステッカー印刷に発注しましたが、こちらは家のプリンターによるものです。
しかし「ワンカップ保護」ってどういうことやねん?
作者の僕ですら意図不明なシールです。
次が映像作品。ってか映像インスタレーションというか。
「One Cup Music Hour」(2013)
市販のカップ酒とウコン入り清涼飲料水を使っての音楽演奏の模様を映像化しました。
お酒を呑みながら分量を調節し、おつまみを食べた割り箸で叩くことにより音楽を奏でました。
直接「ラジオ」や放送を意識してたわけでなく、カップ酒を使って作品を~というのは前からアイデアがあって、それを今回の展覧会きっかけで制作した次第です。
カップ酒と、携帯ラジオで聴くAMラジオというのがなんとなく相性が良さそうってのもあって、強引にラジオテーマ展に引っかけてみました。

作品は映像が主なのですが、展示する際にテーマやギャラリーの空間を考慮して、小さいモニターで画像を流し、音は携帯ラジオを使って聞いてもらうという仕組みにしました。
電波はFMで飛ばしてましたが、AM感が出たかな~と思ってます。
いやしかし。
久々に映像作品を作ったわけですが、映像作品の展示って、なんか難しいというか、ややこしいですね。
作りながら、「そもそも展示とかする必要あるのかしら?」と思ったりしてしまいました。
youtubeとかにアップしたら済むんじゃない?とか。
まあ、もちろん展示向き映像とそうでない映像があるとは思いますが。
それと、編集してる途中で「あっ!」と思って、「指摘されるかもな~」と思ったのですが、案の定「会田誠さんのビンラディンの作品みたいやね」って何人かの方に言われたみたいです。
もちろんアイデアやコンセプトは全く違うとは思いますが、画面の前でお酒飲みながら語るという、構図というか構成は似てますな。
実は僕もその会田さんの作品は大阪で鑑賞してまして、面白いな~って思ってましたので、影響されてると思います。
作るときは特に「あれ風に」とか思ってなかったんですが、結果そうなっちゃったという感じですね。
まあ、「ラーメン二郎」風に言うなら「会田誠インスパイア系」という感じですかね。(勝手にインスパイアさせていただいてすいません~)
そんなこの作品は撮影に1時間強ほどかかり、それを25分に編集して完成・・・したのですが、さすがにそれじゃほとんど流されるな~と思ってなんとか8分程度に縮めました。
まあ、8分でもずいぶん辛気くさいのですが。
始まりと終わりがちゃんとある映像のループ再生展示はやっぱり難しいですな。
僕も観に行く側なら、そういう映像作品にはあまりちゃんと付き合わないクチなので、痛感します。
しかしながら、我慢強く見ていただいた方にはそこそこ好評。
たまたま来ていただいたドイツの作家さんにも、岡本さんに英語で通訳していただいて、楽しんでいただけたようです。
その際にでた「ドランキング&チューニング」(ドリンキングやったかな?)という言葉が、個人的にピタっとハマりました。
機会あれば25分のロングバージョンを公開、またはDVD化・・・っていらない?
ワンカップ使った展開はもう少しやりたいので、今は日々の憂さをカップ酒で誤摩化しながら、素材であるグラスを貯める日々であります。
ということで、結局長々説明してしまいましたが、「ラジドク!」展、重ね重ねありがとうございました!
「ラジドクCD」とラジドクステッカーは引き続きKUNST ARZTさんで扱っていただいてるので、ご希望の方はそちらに。
リクエストが多ければ、また「ラジドク!2」とかやりたいな~と思います。
(ラジオだけにね~)
今日の鼻歌:
♪Oh~ラ~ジオぉぉお~~~ 届けて~おくれ~ こ~の~愛を~ あのひとの~胸にぃいい~~
by kiuchism
| 2013-11-13 21:31
| 木内研究記