2014年 03月 09日
ブログノミリョク |
・・・と言いつつ、その魅力をすっかり忘れ、更新怠りマクリマクリスティー。
とか言ってる間にマニ3月です。
♪上を~向いたら~始まってました~ということで、W個展ついに迫ってきました。
ということなんですが、その前の展覧会の報告、遅れましたがさせていただきます。
「Value added - フロクノミリョク」展、無事終了しました。
ご高覧下さいました皆様、ありがとうございました!
ちなみに、見逃した方々には動画があります。
*2分少々ですが、1分43秒あたりに私の作品が登場します。
その作品がこちら。

左がメイン作品、
「禁じられた遊び(R18)」
パネルにキャンバス布、油彩 85cm×85cm 2014

フロク作品が

「18KIN」 プラスチック製品に金箔 14cm×14cm×10cm 2013
です。
ちなみに、作品解説を展覧会用に書いてたので、それをそのまま記載します。
ーーーーー
今回の展覧会は、「作品に付録を付ける」という条件ですが、そもそも自分の制作する作品は全て付録のような感覚がありまして、何かしら一つの事を追求する為の作品というより、自身を表す為の付録が自分の作品のように思います。普段から美術作品もグッズ的なものも制作するときは同じような感覚で作ってるので、「作品に付ける付録」の制作というのは、メインとオマケというより、関連作品を2種類作る感覚です。今回の展覧会は値段の枠もあり、結果、「付録」が先にあって、それに対して後から本作を作るというこになりました。
「禁じられた遊び(R18)」はもともと描きかけの作品を付録に合わせて完成させた油彩です。
余っているパネル、キャンバス布、絵の具や筆を使って、別の油彩を描いてるときに余った絵の具で描き始めていた作品です。私は作品を作るときはほとんど、コンセプトに合わせて素材や方法を考え、それに沿って制作する為、何も無い状態から偶然に任せて作るということは滅多にありません。この作品も、「R指定のマーク」と「余り素材を使う」という方法は決めていたのですが、肝心の仕上がりをどんな絵にするか?ということが決まらずに放置していました。そこで今回は自分にとっての「禁じ手」である、方向性は「制作しながらテキトーに決めて行く」ということに決めました。それがちゃんと絵になってるかは不安ではありますが、「禁じ手」を解放する遊びで、18禁のマークを描いてみました。
付録作品の「18KIN」は、それだけで単独の作品として、R18指定マークと、金箔の種類である通称「18金」をかけて作りました。市販の「金箔体験セット」に入ってるプラスチックのお皿に金箔を貼っただけの作品です。「禁じられた遊び(R18)」がモヤモヤと筆を何度も重ねるのに対して、こちらはコンセプトも方法もガチガチで、箔も一回貼るだけのシンプルなものです。
本作の方がモヤモヤ不安定で、オマケの方が迷い無く作ったという点では、メインとサブが本末転倒しており、フロクノミリョクに惹かれて購入するという、お菓子や雑誌の現象と同じである。と、作った側は思う訳ですが、果たして鑑賞される方にとってはどうなんでしょうかね?
・・・と、いささか強引な後付けではありますが、以上が本展覧会に本作品を出品した理由であります。
(木内貴志)
ーーーーー
という感じで、長々と言い訳を記して強引に出品しておりました。
要するにオマケが先にあって後からメイン作りました、てなことです。
そこらへんがどのくらい伝わったか?は定かではないですが、そんな感じです。
展覧会には結局一度足を運んだだけで、搬入、搬出とも、大先輩作家さんが代わりにやって下さったということで、大変恐縮いたしました。
本当に申し訳ありませんでした。
そんな皆様の作品はそれぞれ趣向を趣向を凝らした秀作ばかりで、私は唸るばかりでした。
結局、オマケならぬオマヌケな私、ということでしたが、今後とも関西美術シーンの「オマケ」的存在として扱って下されば幸いであります。
では、次はオマヌケが作るオマヌケな個展、今年度のオマケとしてよろしくお願いします。
今日の鼻歌:
♪思い出だけがいまも深く 胸にとどまる~
とか言ってる間にマニ3月です。
♪上を~向いたら~始まってました~ということで、W個展ついに迫ってきました。
ということなんですが、その前の展覧会の報告、遅れましたがさせていただきます。
「Value added - フロクノミリョク」展、無事終了しました。
ご高覧下さいました皆様、ありがとうございました!
ちなみに、見逃した方々には動画があります。
*2分少々ですが、1分43秒あたりに私の作品が登場します。
その作品がこちら。

左がメイン作品、
「禁じられた遊び(R18)」
パネルにキャンバス布、油彩 85cm×85cm 2014

フロク作品が

「18KIN」 プラスチック製品に金箔 14cm×14cm×10cm 2013
です。
ちなみに、作品解説を展覧会用に書いてたので、それをそのまま記載します。
ーーーーー
今回の展覧会は、「作品に付録を付ける」という条件ですが、そもそも自分の制作する作品は全て付録のような感覚がありまして、何かしら一つの事を追求する為の作品というより、自身を表す為の付録が自分の作品のように思います。普段から美術作品もグッズ的なものも制作するときは同じような感覚で作ってるので、「作品に付ける付録」の制作というのは、メインとオマケというより、関連作品を2種類作る感覚です。今回の展覧会は値段の枠もあり、結果、「付録」が先にあって、それに対して後から本作を作るというこになりました。
「禁じられた遊び(R18)」はもともと描きかけの作品を付録に合わせて完成させた油彩です。
余っているパネル、キャンバス布、絵の具や筆を使って、別の油彩を描いてるときに余った絵の具で描き始めていた作品です。私は作品を作るときはほとんど、コンセプトに合わせて素材や方法を考え、それに沿って制作する為、何も無い状態から偶然に任せて作るということは滅多にありません。この作品も、「R指定のマーク」と「余り素材を使う」という方法は決めていたのですが、肝心の仕上がりをどんな絵にするか?ということが決まらずに放置していました。そこで今回は自分にとっての「禁じ手」である、方向性は「制作しながらテキトーに決めて行く」ということに決めました。それがちゃんと絵になってるかは不安ではありますが、「禁じ手」を解放する遊びで、18禁のマークを描いてみました。
付録作品の「18KIN」は、それだけで単独の作品として、R18指定マークと、金箔の種類である通称「18金」をかけて作りました。市販の「金箔体験セット」に入ってるプラスチックのお皿に金箔を貼っただけの作品です。「禁じられた遊び(R18)」がモヤモヤと筆を何度も重ねるのに対して、こちらはコンセプトも方法もガチガチで、箔も一回貼るだけのシンプルなものです。
本作の方がモヤモヤ不安定で、オマケの方が迷い無く作ったという点では、メインとサブが本末転倒しており、フロクノミリョクに惹かれて購入するという、お菓子や雑誌の現象と同じである。と、作った側は思う訳ですが、果たして鑑賞される方にとってはどうなんでしょうかね?
・・・と、いささか強引な後付けではありますが、以上が本展覧会に本作品を出品した理由であります。
(木内貴志)
ーーーーー
という感じで、長々と言い訳を記して強引に出品しておりました。
要するにオマケが先にあって後からメイン作りました、てなことです。
そこらへんがどのくらい伝わったか?は定かではないですが、そんな感じです。
展覧会には結局一度足を運んだだけで、搬入、搬出とも、大先輩作家さんが代わりにやって下さったということで、大変恐縮いたしました。
本当に申し訳ありませんでした。
そんな皆様の作品はそれぞれ趣向を趣向を凝らした秀作ばかりで、私は唸るばかりでした。
結局、オマケならぬオマヌケな私、ということでしたが、今後とも関西美術シーンの「オマケ」的存在として扱って下されば幸いであります。
では、次はオマヌケが作るオマヌケな個展、今年度のオマケとしてよろしくお願いします。
今日の鼻歌:
♪思い出だけがいまも深く 胸にとどまる~
by kiuchism
| 2014-03-09 22:07
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